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2012年03月09日

添付「春よ。こい。」

大好きな「HAYABUSA MAG BLOG」より。





3.11は昨年一緒にあれこれ動いてきた仲間達と東京湾に集まり、

東北の方に向かって14時46分に黙祷することに決めた。


あれから1年の間にたくさんの人達と出会った。

チャリティーオークションでは仲間をはじめ、LUZのソーシさんやNOSSOのセニョール以外にも、

顔を合わしたこともない人達が驚くスピードとパワーで動いてくれた。

あれには心底感動した。

剛君と「みんなやべぇ!」って何回言ったかわからない。


ボランティアセンターでは日本各地の同志達と出会えた。

四の五のいらないから、とにかくガレキ一つ持ち上げようってみんなは誰も彼も美しかった。


津波の被害を受けた街並みについては今でも言葉にできない。

形容できる言葉は僕の中にはない。

その街に生きる人達の怒り、哀しみ、痛みや苦しみは、僕なんかが想像したモノの、おそらく何万倍のものだろう。


福島で会ったおばちゃんは話しながらずっと泣いていたけど、僕はしょうもない冗談言うしかできなかった。

おばちゃんは笑ってくれたけど、苦笑いも混じってたな。

おばちゃんとは今でも電話で話したり、手紙のやりとりをしている。

福島の果物を贈ってきてくれて、剛君と僕の二人でありがたく食べた。

放射線は恐れるべきものだけど、人様のそういう気持ちを捨ててまで健康をとるなんて、そんなのは死んだも同然だ。


原発32kmの距離にある住民の3分の2がいなくなった街では、住民の方に超親切にしてもらった。

剛君は以前から放射線の勉強をしていたので、色々な意見に振り回されず、自分達ができる範囲でギリのことをできた。

その街で聞いた福島の女性の結婚とか妊娠とかそういった問題はそうとう根深くなるだろうな。と感じた。

偏った強い意見を世論が真実だと錯覚するには絶好のタイミングだもんね。

どの意見もただの意見に過ぎず、真実は自分のハートの中にしかないってガキでも知ってる話なのに。

匿名の有識者のせいで、可愛い女性が泣いてると思うと、本当にぶっ飛ばしたいよ。



この世界にどんな恨みがあんのか知らないけど、私怨と震災を重ねて、日本オワタとか言っている臆病モン達の話なんてどうだっていい。

そういう奴等は3.11以前も、さかのぼれば紀元前にもいたでしょ、きっと。


どんだけヤバい問題でも、それに向かって動いている奴等と出会えたことが、僕の中の希望です。

問題の分析や情報収集で終わってしまい、ただただ怖がっている人達が多い中、

解決する為の具体案を探求して、動き続ける人達がこの日本に確かにいます。


僕のまわりのみんなも、去年の3.11以降、自分の人生を見つめなおした。

どう生きて、どう死にたいか。


どんな大切なことでも忘れがちな僕らは、一年に一度、思い出して、考え直す時が必要だと思う。



とにかく、今週日曜日、家でもどこでもいいから、死者15,848名のご冥福と、行方不明者3,305名の1日も早い発見を願って黙祷しようと思います。


泣いていた誰かが、はやく笑えますように。




Posted by WALNUT at 22:29│Comments(0)
 
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